【北海道文学集中ゼミ】~知られざる「北海道文学」を読んでみよう!~

北海道文学集中ゼミ~知られざる「北海道文学」を読んでみよう!~

あなたは「北海道文学」を知っていますか?
独自の風土性にもとづく作品で、日本近代文学とはまるで異なるコードで書かれながら、その先駆と呼ばれることもあります。
「植民地文学」であり、「世界文学」でもあります。

よくわからない? 大丈夫、現物を読んでみれば、わかるようになりますよ。

双子のライオン堂では、『北の想像力 〈北海道文学〉と〈北海道SF〉をめぐる思索の旅』(寿郎社)という評論アンソロジーが好評を集め、ツアーまで企画されました。
また、「北海道新聞」では2015年から2017年まで「現代北海道文学論」の連載が3年近く続き、静かに盛り上がりを見せました。

https://www.hokkaido-np.co.jp/series/s_hokkaidobungakuron/

ただ、実際に「北海道文学」の現物を読む機会は、そう多くありません。
とりわけ、若い読者が触れるチャンスが、残念ながら少ないようにも思われます。

そこで、今回は私(岡和田晃)が製作している北海道文学関連書から、今はあまり読まれていないながらも重要な作品をご紹介し、一緒にゼミ形式で読んでいこうという試みです。
古くて新しい文学世界へようこそ!

【予定】

第1回 2018年1月18日(木)18:00~20:00
戦前の「北海道文学」とタコ部屋労働
メイン講読:国木田独歩「空知川の岸辺」、羽志主水「監獄部屋」
参考資料:沼田流人『血の呻き』
第1回は、満員のため締め切りました!
第2回 2018年2月1日(木)18:00~20:00

釧路文学というトポス
メイン講読:川崎茂次郎「めろん」、宇多治見「下駄ばきの紳士」
参考資料:奥田達也「発明」、原田康子『挽歌』
第2回は、満員のため締め切りました!

第3回 2018年2月8日(木)18:00~20:00
戦後の「アイヌ民族」“による/ついて”の文学
メイン講読:三好文夫「重い神々の下僕」、新谷行「ペウタンゲの情念」、鳩沢佐美夫「休耕」、佐々木昌雄「呪鶴」
参考資料:砂澤ビッキ『青い砂丘にて』
第3回は、満員のため締め切りました!

【参加費用】

1回につき1,500円

【定員】

各5名

【申込み方法】

primer@liondo.jp 宛てに「氏名、連絡先、参加希望日、参加人数」をご連絡ください。

【但し書き】

※集中ゼミの模様は、書評SNS「シミルボン」の岡和田晃ページで紹介される予定です。
※使用するテクストは、参加者へ事前に読めるようにご案内いたします(学術研究目的のため。二次配布は禁止)。
※参加表明は、締め切りの3日前まで受け付けます。
※各回のみの参加、通しての参加、いずれも歓迎します。

【第1回使用テキスト】
第1回は、利便性を鑑みて、青空文庫で公開されている作品を取り上げます。以下の2点を当日までに読んできてください。

○国木田独歩「空知川の岸辺」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000038/files/333_22323.html

○羽志主水「監獄部屋」
http://www.aozora.gr.jp/cards/001305/files/47418_29114.html

【講師 プロフィール】

岡和田晃
文芸評論家・ゲームライター・大学非常勤講師。日本SF作家クラブ、日本近代文学会、遊戯史学会、日本文藝家協会、それぞれ会員。1981年北海道上富良野町生まれ。早稲田大学第一文学部を経て、筑波大学大学院で修士号を取得。2007年にライター・デビュー。以後、文芸評論、ゲームシナリオ等の執筆多数。2010年に「「世界内戦」とわずかな希望」で日本SF評論賞優秀賞、2014年に『北の想像力』(編著)で日本SF大賞最終候補。2016年に「破滅(カタストロフィー)の先に立つ」で北海道新聞文学賞佳作。単著に『アゲインスト・ジェノサイド』、『「世界内戦」とわずかな希望』、『向井豊昭の闘争』、『世界にあけられた弾痕と、黄昏の原郷』、編著に『向井豊昭傑作集』、『アイヌ民族否定論に抗する』(共編)ほか。共著に『津島佑子 土地の記憶、いのちの海』、『高橋和巳 世界とたたかった文学』、『トンネルズ&トロールズでTRPGをあそんでみる本』など。訳書に『エクリプス・フェイズ』(筆頭訳)、『ベア・カルトの地下墓地』(近刊『ベア・ダンジョン』所収)ほか。「北海道新聞」、「図書新聞」といった新聞、「ナイトランド・クォータリー」、「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」といった幻想文学誌、「Role&Roll」、「トンネル・ザ・トロール・マガジン」のようなゲーム専門媒体に連載をもっている。「すばる」、「新潮」、「文藝」、「現代詩手帖」、「SFマガジン」等の文芸誌にも頻繁に寄稿。