【読み物】コピー本を作ろう~!(うきくさ)

 最近楽しかったこと!それは文学フリマ東京42の双子のライオン堂のブースでコピー本を頒布したことです。現地でお客さんに直接手売りしたことも楽しかったですが、意外にコピー本の製作も楽しかったです。

 今回製作した本、『サイエンス読書会へようこそ! Vol.1.5』は双子のライオン堂でこれまで行ってきた読書会のレポート本です。前回の文フリ東京41では双子のライオン堂にご縁のある友人・知人にイラストや組版、表紙デザインを協力していただいて、印刷所で製作しましたが、今回はオールひとり作業で原稿作り・レイアウト・コンビニ印刷・製本を行いました。

 構想を練るにあたって、最初に大きなカラー写真のページを設けることを決めていました。前回の本『サイエンス読書会へようこそ! Vol.1』では、植物の本を取り上げた読書会のおまけで近所の植物園に出かけたのですが、そのときの様子を写真で紹介しました。ページをめくると紙面いっぱいに写真が現れる構成にインパクトがあり、今回のコピー本でも実践したい!と考えていました。

 直近の読書会では、実験企画としてブラックライトを使って本を光らせるワークショップを行っていました。ブラックライトの出す紫外線は蛍光インクを明るく光らせる効果があり、ワークショップでは双子のライオン堂の売り場の照明を落とし、暗い店内をブラックライトで照らして青色やオレンジ・黄色・ピンク色の蛍光色に光る本が本棚に並ぶ様子を楽しみました。とっておきの写真を選んだら、色合いやサイズの調整を経て、ページにレイアウトしてきます。

 そこでふと思うわけです。今回作る本はA5サイズで、A4用紙に両面印刷して半分折りで綴じる予定だから、カラー印刷を1枚入れることでカラーページは4ページ分作れるってこと!?と。つまりあと3ページもカラー写真を載せられる!自然と載せたい写真や見せびらかしたい写真が浮かんできました。結果的に、ブラックライトで光る本棚の写真以外に、野菜の断面やお菓子(アメ、グミ)、鉱石の写真が追加されました。実際の写真はぜひコピー本かWebレポートでご覧いただければと思います!

 今回コピー本を製作するにあたって、全体のページ数が4の倍数に定まったり、そこから逆算して各章のページが決まって、1ページ当たりの写真と文章の比率に落とし込んで…。カラーページだけでなく、製本がゴールに設定されることで定まる/生まれる完成形があるんだ!ということを実感できたのが大きな収穫でした。枠が設定されることで捗る創作活動ってあるんですね!

 本当はカラーページ構成の話だけでなく、ホチキスで紙を綴じるために「回転ホチキス」というmy new gear…を買った話や、文フリ前日の夜に無心で製本した話を書きたかったのですが、その話はまた今度!みんなもコピー本を作ろう~!

うきくさ
元・生物系研究者の会社員。大学院でウキクサの研究に取り組む。
双子のライオン堂にて、科学系の読み物を読むサイエンス読書会の案内人を務める。読書会のレポート本『サイエンス読書会へようこそ!vol.1』は双子のライオン堂で販売中!