【読み物】「某日日記」2026年4月

某日。

打ち合わせ3件。全てオンラインだったため、公園のベンチで行った。まだまだ寒い日が多いが、今日は気持ちが良い。更地を探して、青空本屋も良さそうだ。雨天休業。雨天中止。本の保管の問題がある。

某日。

アルバイトで神田へ。休み時間に神田村まで歩いて本を調達に。道端でバッタリ知り合いの編集者に会う。神田村とは良く言ったものだ。本当に村みたいだ。そして、まったく別の版元の原稿の締め切りを思い出す。スマホのTODOリストに追加する。移転があるので本を増やさない予定だが、予想以上に仕入てしまった。たくさん売るぞと心に決める。

某日。

『ヒト、犬に会う』を読む。スケジュール的には、今読むべき本ではない。

某日。

へとへと。

某日。

読書会が3つ。別々の課題本だから、作家も、舞台の国や地域も、年代も違うけど、どこか繋がっているような気がする。頭の中に、心地の良いごちゃごちゃ感が漂う。余裕のある玩具箱というか、無重力の玩具箱かな。

某日。

子供と寝てしまって、10時間も寝た。そういう日があってもいい。むしろ増やすべきかもしれない。いや、仕事はどんどんしないと生活が厳しくなるわけで。ジレンマである。

某日。

請求書。請求書。請求書。請求書。

某日。

原稿。原稿。原稿。原稿。原稿。原稿。

某日。

原稿がいっぱいあるわけじゃない。一つの原稿に押しつぶされそうになってる。請求書はいっぱい作った。ありがたい。

某日。

子供と倉庫で遊びながら仕事。既刊の本が少しずつだけど売れているのが嬉しい。倉庫で茶色い紙に包まれた在庫たちの山を見ていると、炭鉱にいるような気持ちになる。もちろん、炭鉱に行ったこともなければ、安易に想像できるものでもないだろうけど。子供はお仕事、と言いながら梱包された本の塊を右から左に無駄に動かしている。その無駄が愛おしい。

某日。

犬を洗う。

某日。

去年の誕生日に買った『ジル・ドゥルーズの「アベセデール」』が未開封のまま棚に刺さっている。いつか余裕のある時に、一気に見るんだ、その時まで綺麗に保管しておこうと、そのままになっている。そんないつかは来ないかもしれない。今から見るか?どうする?

某日。

読書会の準備のために、図書館へ。課題本の周辺の本をたくさん借りてきた。といってもたいていの場合は全部読めない。軽く目を通しておくくらいになってしまう。それでも話のきっかけくらいになれば良いと思う。

某日。

対話型の選書サービスを実施。毎回緊張する。お話を聞いているとこの本もあの本もあるな!って頭の中に本のタイトル、いや書影がたくさん浮かんできて、それを整理しながら話を広げて、なるべく遠く、繋がっているけど、遠い場所の本と接続したい、そう思いながら話をするとても楽しい時間。お客様にとってもそうであって欲しい。ありがとうございました。

某日。

ギターの弦を交換する。けど音がイマイチなので、しばらくしてからまた取り替えようかと思う。それとも楽器屋さんに持って行って見てもらったほうがいいのかな。10年くらい適当に使っているからな。

某日。

古本回収。夜は読書会。

某日。

所用あって地元の警察署へ。少年剣道に通っていたので、小学生の頃からずっとお世話になっている。大学まで道場に通っていた。古物免許の時も親身になって話してくれた。お祭りや地域の見回りなどでたまに行くが久しぶりだった。そうそう当時教えてもらっていた先生は伝説的な人だったようで、今でにその人の名前を言うとわかる人が署内にいるの面白い。そういえば、あの人は警察官だったのかな。剣道場を久しぶりに見せてもらう。みんな元気に剣道をしていた。

某日。

出版の打ち合わせ。いい本になるはず! 夜は読書会。毎回そうなんだけど、大変盛り上がりました。読書会にはまだまだ可能性があると思う。