4/ 13(金)18:30~幻想文学集中ゼミ~〈ウィアード〉な世界への招待状~

幻想文学集中ゼミ~〈ウィアード〉な世界への招待状~

パルプ・ホラーにすぎないとされたH・P・ラヴクラフトの小説がLibrary of Americaへ収録されて「殿堂入り」を果たし、これまで、一部の好事家の嗜みと思われてきた幻想文学は、いまや大学で講義されるのも珍しくなくなりました。
思弁的実在論(スペキュレイティヴ・リアリズム)をはじめとした最先端の批評とも、熱く共鳴しています。
しかしながら、こと日本においては――おそらく戦前から戦後にかけてのアカデミックな英米文学教育のカリキュラムからはじき出されてきたからか――いまだマージナルな領域へ留め置かれたままとなっています。
既存の「サブカル」のアングルで、過剰に矮小化するような文脈のものも少なくありません。
そこで、こうした現状を少しでも改善するため、幻想文学のテクストと、幻想文学を扱ったアカデミックな批評文を、ともに読み解いていくというのが今回の試みになります。
事前にテクストはお読みいただきたいですが(翻訳を使います)、その他、特に予備知識は必要ありません。
いわゆるSFファンダムやインターネットの読書会・大学での古典講読などとは、雰囲気の違った読書会に参加したいという方には、特にオススメできます。

【予定】

第1回 2018年4月13日(金)18:30~21:00

メイン講読:E・F・ベンスン『見えるもの見えざるもの』(アトリエサード)
http://athird.cart.fc2.com/ca9/226/
⇒事前に入手し、できるだけ目を通しておいてください。

参考資料:E・F・ベンスン『塔の中の部屋』、岡和田晃『世界にあけられた弾痕と、黄昏の原郷』(ともにアトリエサード)
⇒ベンスンの作風をより深く知りたい方、あるいはコーディネーターの素養を調べるためにご利用ください。

※第2回以降は企画中

【参加費用】
1,500円

【定員】
各10名

【申込み方法】
primer@liondo.jp 宛てに「氏名、連絡先、参加人数」をご連絡ください。

【但し書き】
※集中ゼミの模様は、書評SNS「シミルボン」の岡和田晃ページ、その他岡和田の雑誌記
事等で紹介される可能性があります。
※参加表明は、締め切りの1日前まで受け付けます。

【コーディネーター プロフィール】
岡和田晃
文芸評論家・ゲームデザイナー・東海大学非常勤講師。日本SF作家クラブ、日本近代文学会、遊戯史学会、日本文藝家協会、それぞれ会員。1981年北海道上富良野町生まれ。早稲田大学第一文学部を経て、筑波大学大学院で修士号を取得。2007年にライター・デビュ
ー。以後、文芸評論、ゲームシナリオ等の執筆多数。2010年に「「世界内戦」とわずかな希望」で日本SF評論賞優秀賞、2014年に『北の想像力』(編著)で日本SF大賞最終候補。2016年に「破滅(カタストロフィー)の先に立つ」で北海道新聞文学賞佳作。単著に『アゲインスト・ジェノサイド』、『「世界内戦」とわずかな希望』、『向井豊昭の闘争』、『世界にあけられた弾痕と、黄昏の原郷』、編著に『向井豊昭傑作集』、『アイヌ民族否定論に抗する』(共編)ほか。共著に『津島佑子 土地の記憶、いのちの海』、『高橋和巳 世界とたたかった文学』、『トンネルズ&トロールズでTRPGをあそんでみる本』など。訳書に『エクリプス・フェイズ』(筆頭訳)、『ベア・カルトの地下墓地』(翻訳・創作)ほか。「北海道新聞」、「図書新聞」といった新聞、「ナイトランド・クォータリー」、「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」といった幻想文学誌、「Role&Roll」、「トンネル・ザ・トロール・マガジン」のようなゲーム専門媒体に連載をもっている。「すばる」、「新潮」、「文藝」、「現代詩手帖」、「SFマガジン」等の文芸誌にも頻繁に寄稿。