(順不同)
批評家 大澤聡
1978年生まれ。メディア史/批評。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員を経て、現在、近畿大学文芸学部講師。各種媒体にジャーナリズムや文芸に関する論考を発表。2015年1月に初の単著となる『批評メディア論』(岩波書店)を刊行。
歌人 小島ゆかり
愛知県生まれ。早稲田大学文学部卒。歌集『ヘブライ暦』により河野愛子賞。歌集『希望』により若山牧水賞。歌集『憂春』により迢空賞受賞。入門書に『短歌入門~今日よりは明日』『俳句吟行入門~私の武蔵野探勝』『ちびまる子ちゃんの短歌教室』。
土肥寿郎
札幌の出版社 寿郎社の代表。寿郎社の代表的な書籍に『北の想像力』『アイヌ文化の実践』『まつろわぬもの』など。また季刊誌『メタポゾン』を発行している。
谷口功一
1973年大分県生まれ。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。2005年より首都大学東京・法学系・准教授。専門は法哲学。著作に『ショッピングモールの法哲学』、訳書に『ゾンビ襲来』(いずれも白水社)など。
俳人 長谷川櫂
1954年熊本県生まれ。朝日俳壇選者、きごさい代表、俳句結社「古志」前主宰。1990年『俳句の宇宙』で第6回俳人協会評論賞。第12回サントリー学芸賞。句集『柏餅』のほか、『俳句的生活』『古池に蛙は飛びこんだか』などの著書がある。
批評家 山城むつみ
1960年大阪府生まれ。 1992年『小林批評のクリティカル・ポイント』で第35回群像新人文学賞。 2010年『ドストエフスキー』で第65回毎日出版文化賞。 著書に『文学のプログラム』『転形期と思考』『連続する問題』がある。
OCP研究会
「Organizational Career Practitioner研究会」 2008年7月発足。現役社会人による研究会。メンバーは、民間企業で人事・人材育成・キャリア支援に携わる現役。現在、学生に対して、「働くとは何か」を軸にしたキャリア教育を実施中。
淺野卓夫@サウダージ・ブックス
1974年生まれ。名古屋大学大学院博士後期課程満期退学(文化学)。サウダージ・ブックスの編集長。〈旅〉と〈詩〉をテーマにするスモール・プレスを運営し、書物やアートに関わるさまざまなイベントを企画。2000年から3年間ブラジルに滞在し、日系移民の古老への聞き書きを中心にしたフィールドワークを行った後、出版編集の道へ。フリーライターとしても活躍している。
思想地図βと100冊(ゲンロン)
思想家兼カフェオーナーの東浩紀氏が立ち上げた出版社ゲンロン。『思想地図β』ブックフェアを再現! 【選書者】井庭崇、江渡浩一郎、北田暁大、鈴木謙介、津田大介、速水健朗、福嶋亮大、藤村龍至、渋谷慶一郎。豪華な面々を向かえた選書。
アナウンサー 秋沢淳子
TBSアナウンサー。高校時代の留学経験を元に、局アナになって後に『国際交流団体SPUTNIKJAPAN』(現・SPUTNIKInternational)を設立。海外支援や貧困問題、ボランティア活動などに強い思いを抱いている。趣味はマラソン。
出口治明
1948年三重県生まれ。ライフネット生命保険株式会代表取締役会長兼CEO。日本生命保険相互会社に入社。金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。2013年6月より現職。主な著書に「仕事に効く 教養としての『世界史』」(祥伝社)「『働き方』の教科書」(新潮社)「本の『使い方』」(角川oneテーマ21)など
柿崎俊道
聖地巡礼アドバイザー。編集者。カメラマン。アニメ、マンガ、ゲームを中心に書籍や雑誌、WEB、イベントを手がける。著書に『聖地巡礼 アニメ・マンガ12ヶ所めぐり』『Works ofゲド戦記―Digital Artwork|STUDIO GHIBLI』がある。
思想家 東浩紀
1971年東京都生まれ。活動幅は広く、作家からゲンロン代表取締役社長兼編集長、同カフェオーナーも兼任。1993年『批評空間』に「ソルジェニーツィン試論」が掲載されて評論家デビュー。2009年『クォンタム・ファミリーズ』で三島由紀夫賞を受賞。著書に『存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて』『動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会』『弱いつながり―検索ワードを探す旅』など
仙台のオヤジ編集者が選んだ、震災本
川元茂(プレスアート)、 小林直之(東北大学出版会)、 土方正志(荒蝦夷)の三氏が、 2011年3月11日以来、おびただしい数の震災本の中から、読者にこれはぜひ一読して欲しいと願って選んだ50冊。
CSCD教授 小林傳司
専門は科学技術論、科学哲学。理学部出身だが実験科学者に不向きと悟り、科学史・科学基礎論の大学院に進む。最近は、その理論的研究をすすめるほか、現代社会における科学技術の社会的、政治的意味についての検討にも関心をもつ。
三島邦弘@ミシマ社
1975年京都生まれ。ミシマ社代表。京都大学文学部卒業。PHP研究所入社。数ヶ月の旅人生活を経て、2003年10月、NTT出版に入社。2006年11月、自由が丘に、株式会社ミシマ社を設立。『計画と無計画のあいだ~「自由が丘のほがらかな出版社」の話』が、河出書房新社より発売中。
小説家 辻原登
1945年和歌山県印南町に生まれ。 1990年 『村の名前』で第103回芥川賞。 2005年 『枯葉の中の青い炎』で第31回川端康成文学賞。 2011年「紫綬褒章」を受章。その他に『東京大学で世界文学を学ぶ』『冬の旅』など多くの著書がある。
評論家 宇野常寛
1978年青森県生まれ。会社員生活中に「第二次惑星開発委員会」を立ち上げ、2005年ミニコミ誌『PLANETS』発刊。2008年「ゼロ年代の想像力―「失われた10年」の向こう側」でデビュー。著書に『ゼロ年代の想像力』『日本文化の論点』
作家 海猫沢めろん
1975年大阪府生まれ。『左巻キ式ラストリゾート』でデビュー。「愛についての感じ」で第33回野間文芸新人賞候補。 著書に『零式』『愛についての感じ』『全滅脳フューチャー』『死にたくないんですけど』などがある。
文化系トークラジオLife
TBSラジオで、隔月の第4日曜深夜に放送中の文化系トーク番組。 メインパーソナリティーはチャーリーこと社会学者の鈴木謙介氏。 毎回テーマを決めて、放課後トークを展開中。 出演者の著書やテーマ関連の本をラインナップ。
岡和田晃
批評家。ライター。1981年北海道生まれ。 2010年「「世界内戦」とわずかな希望伊藤計劃『虐殺器官』へ向きあうために」で第5回日本SF評論賞優秀賞。著書に『アゲインスト・ジェノサイド』、『「世界内戦」とわずかな希望伊藤計劃・SF・現代文学』、『向井豊昭の闘争 異種混交性(ハイブリディティ)の世界文学』。共著・訳書多数。
大学生が読む50冊
東海大学文学部文芸創作学科主催『大学生が読む50冊』の本棚。【選考委員】辻原登教授(作家) 長谷川櫂教授(俳人) 山城むつみ教授(文芸評論家) 堀啓子准教授(比較文学) 室井光広准教授(作家)特別ゲスト=川上未映子氏(作家)