平野明/横田創『窓/埋葬』特設サイト

双子のライオン堂は、平野明/横田創『窓/埋葬』を刊行します。本作は、2010年に早川書房から「想像力の文学」シリーズとして刊行された横田創『埋葬』の舞台化のために書かれた戯曲です。ぜひ、約10年を経て生まれたあたらしい『埋葬』をお楽しみください。

「横田創の小説『埋葬』を原作に迎え、窓をテーマに書き直しました。『埋葬』はとても好きな本です。読んだ時思ったのは“何かを物語るその物語自身も、物語られることを待っている。この本も待っている。だから舞台という言語を使ってこれを語りたい。”ということでした。これは『窓 / 埋葬』のテーマでもあります。話は青森県八戸市の種差海岸のファミレスから始まります。ぜひ、お読みください」(平野明)

『埋葬』を読んだことがないひとはこの『埋葬』から読んでください。『埋葬』を読んだことがあるひとはこの『埋葬』をあたらしい、まだ読んだことのない『埋葬』だと思って読んでください(2023年03月04日 横田創)

<基本情報>

書名:窓/埋葬
著者:平野明
原作:横田創(『埋葬』早川書房・2010年)
挿画:飯田千晶
校正:矢木月菜
ブックデザイン:中村圭佑
発売日:2023年4月15日(同年3/31〜4/2の上演時に先行発売)
価格:1000円+税
判型:B6判、並製、ソフトカバー
ページ:72頁
ISBN:9784910144092
発行元:双子のライオン堂出版部

<著者>

平野明(ひらの・めい)
舞台作家。青森県出身。1997年生まれ。武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒業。在学中(2017年)に手手(元・夜のピクニック)を結成し、劇作をし始める(『ショートケーキと往復書簡[2018]』『シアノタイプ[2019]』『まぶたのルート[2020]』『髪の島[2021]』など)。2023年『窓/埋葬』を執筆する。本書は初の著書である。
手手 公式サイト https://twitter.com/teteotetetetote

<原作者>

横田創(よこた・はじめ)
作家。埼玉県出身。1970年生まれ。早稲田大学教育学部中退。演劇の脚本を書くかたわら小説の執筆を始め、2000年『(世界記録)』で第43回群像新人文学賞を受賞。2002年『裸のカフェ』で第15回三島由紀夫賞候補となる。著書に『(世界記録)』『裸のカフェ』(以上講談社)『埋葬』(早川書房)『落としもの』(書肆汽水域)がある。読書会や書籍の販売・発行を通じて読者の自由を追求する小さな書店「双子のライオン堂(東京・赤坂)」から短編小説を無料で配布・配信するプロジェクト『わたしを見つけて』を進行中。
『わたしを見つけて』公式サイト http://findme.liondo.jp/


試し読み



【お知らせ】

■2023/7/1 「図書新聞」2023年7月1日号の岡和田晃さんの連載「〈世界内戦〉下の文芸時評」で『窓/埋葬』を取り上げていただきました。

■2023/6/16刊行の「デーリー東北」文化面にて、当店刊行の平野明『窓/埋葬』について取り上げていただきました。
また『窓/埋葬』は9月に開催の「豊岡演劇祭2023」に参加されます。
詳細は、公式サイトをご確認ください。

■2023/4/15 から全国書店にて『窓/埋葬』が発売開始になります。ぜひ、本屋さんで手に取ってお読みいただければ幸いです。

■2023/3/31-4/1にユニット手手による『窓/埋葬』が上演されます。4/1の13:00の回の上演後に、著者である平野明さんと原作者である横田創さんのトークショーが行われる予定です。詳しくは、公式SNSをご確認ください。

■2023年3月27日に「ステージナタリー」にて、『窓/埋葬』について平野明さんのコメントが公開されました。詳しくは、ステージナタリーのサイトをご確認ください。


試し読み

まえがき

本文(冒頭)

あとがき(冒頭)