2019/3/8(金)19:30〜『骨踊り 向井豊昭小説選』(幻戯書房)発売記念!座談会その後/ゲスト:岡和田晃・東條慎生・山城むつみ

『骨踊り 向井豊昭小説選』(幻戯書房)発売を記念しトークイベントを開催します。
ゲストに、当巻巻末で鼎談に参加された岡和田晃さん、東條慎生さん、山城むつみさんをお迎えします。
語りつくせなかった話や本書の魅力をお話いただきます。

<担当編集さんよりメッセージ>

みなさんは向井豊昭さんという小説家を知っていますか。

今回の本は「向井さんの名刺代わりの一冊を作りたい」、 というか、「こういう本があれば、 向井豊昭という重要な作家をもう誰も無視できないだろう」 という意気込みで担当しました。と同時に編集の過程で、 アイヌ差別や部落運動の歴史など――近現代日本の色々な問題が、 小説の背景として実に根深く存在していることを痛感しました。 向井さんの小説を読むことは、 いまに生きるわれわれをきっと力づけてくれるはずです。

本書所収の解説鼎談に参加された三人の方に、 そこでは語り尽くせなかった向井作品の魅力を、 更に深掘りしていただきます。

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日時:2019年3月8日(金)19:30~21:00 (19:15開場)
場所:双子のライオン堂書店(赤坂6−5−21-101)
参加費用:事前予約:1500円、当日:1800円
定員:15名程度
お問い合わせ:info(a)liondo.jp
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<出演者紹介>

岡和田晃(おかわだ・あきら)
1981年生。文芸評論家・ ゲームデザイナー・東海大学非常勤講師。著書に『向井豊昭の闘争 異種混交性(ハイブリディティ)の世界文学』(未來社)、『 反ヘイト・反新自由主義の批評精神 いま読まれるべき〈文学〉とは何か』(寿郎社)ほか。編著に『 飛ぶくしゃみ』など。翻訳書に『アンクル・アグリーの地下迷宮』 (グループSNE)ほか。

東條慎生(とうじょう・しんせい)
1981年生。ライター・「 向井豊昭アーカイブ」運営者。季刊「未来」(未來社)に「『 挾み撃ち』の夢 後藤明生の引揚げ(エグザイル)」を連載。「図書新聞」、「 北海道新聞」等に寄稿。岡和田との共著に『北の想像力 〈北海道文学〉と〈北海道SF〉をめぐる思索の旅』(寿郎社)、 『アイヌ民族否定論に抗する』(河出書房新社)ほか。

山城むつみ(やましろ・むつみ)
1960年生まれ。文芸評論家・ 東海大学文化社会学部文芸創作学科教授。著書に『 文学のプログラム』『ドストエフスキー』(講談社文芸文庫)、『 連続する問題』(幻戯書房)、『小林秀雄とその戦争の時 『ドストエフスキイの文学』の空白』(新潮社)など。